
いのちといのちが響き合う、
調和に満ちた地域・社会・文化を
育み、継承する
たなまち農園は、福岡市早良区の山間部、室見川上流に位置します。初夏には蛍が飛び交い、様々な生き物が生息する、昔ながらの豊かな里山です。この環境は、古くからこの地域に住んでいる方々が、田んぼを営み、草刈りや木の剪定など、丁寧に手を加えてきたことによって保たれてきました。
私たちはこの地域で、人にも自然にも優しい在り方を大切に、農薬・化学合成された肥料・除草剤を使わない農業をしています。
大切にしていること

「三里四方」
「三里四方の野菜によれば、医者いらず」ということわざがあります。たなまち農園の定期宅配エリアは、農園よりちょうど三里(約12km)ほどです。自分の暮らしている地域に身近な野菜を選んでいただくことは、とても鮮度の良い、その風土にあったものを食べることになり、物流にかかる燃料や、冷蔵のための電気使用量も、最小限で済みます。身体にも、環境にも優しいサービスを大切にしています。

「生産者と消費者の垣根を超えた、家族のような関係」
私たちは皆さまと、「お店へ行き、お金を払い、そのとき欲しい野菜を買う」というありふれた日常に留まらない関係性を目指しています。私たちが「美味しいね」「よく育ってくれたね」と日々食べている野菜を、家族のような気持ちで一緒に食べて頂くということを大切にしています。また、農園にも足をお運びいただき、一緒に農作業をしたり、話をしたりすることで、私たちと皆さまが暮らすこの地域の環境のことを、共に理解していけることを願っています。

「一隅を照らす」
地球の様々な環境問題ー気候変動や環境汚染、生き物の絶滅などは、世界中の人たちが考えている課題です。私たちは、まず自分たちの暮らしている地域を大切にすることが初めの一歩だと考えています。たなまち農園が、この世界の「一隅」を照らすような存在でありたいと思います。

「買い物は投票」
たなまち農園の定期宅配を、日々の買い物を通して世の中を大切にしたい方に選んでいただきたいと願っています。わたしたちの活動は、この地域の豊かな里山を守り、未来の子どもたちへ継承することに繋がると信じています。